ここ近年、ジンブームが続いているようですね。
我が家は夫婦揃ってジンが好きです。
決してブームに乗っかったつもりはないのですが…時期的に乗っかってるよ。
夫の影響で私も飲むようになりました。
ジンとは
ジンは、主にジュニパーベリー(杜松の実)を主体としたボタニカル(香草類)で香りづけされて作られる蒸留酒です。
爽やかで甘みのない辛口の味わいが特徴で、個性的かつ多様性のあるお酒として知られています。
ジュニパーベリーは料理のスパイスやアロマオイルなどにも使われています
ジュニパーベリーのほかにコリアンダーシード、アンジェリカルート、オリスルート、シナモン、柑橘の皮、ラベンダー、リコリスなどの様々なハーブやスパイスを使用することにより、ジンごとに異なる風味が生まれます。
その多様なフレーバープロファイルから、飲む人の好みに合わせた無限のバリエーションを楽しむことができるのです。
また、ジンは以下のような潜在的な健康効果があるとされています。
ジンの健康効果
☑︎抗酸化作用…ボタニカルに含まれる抗酸化物質が細胞の老化を防ぐ。
☑︎消化促進…食後にジンを少量飲むことで、消化を促進し、胃の不快感を和らげる。
☑︎利尿作用…体内の余分な水分や塩分を排出し、むくみの軽減や腎臓の機能向上が期待される。
☑︎リラックス効果…ジンに使用されるボタニカルの成分はアロマテラピーに使われるものも多く、リラックス効果がありストレス軽減にも繋がる。
☑︎低カロリー…他の多くのアルコール飲料と比べてカロリーが低い。糖分も少ないため、ダイエット中でも適量であれば摂取しやすい。
健康によいとされる効果がある一方で、アルコール自体は依存症のリスクや肝臓への負担など、健康に悪影響を及ぼす可能性もありますので、体質や体調に考慮したうえで健康を維持しながら楽しむことが大事ですね。
ジンの楽しみ方
ジンは非常に多用途なスピリッツでさまざまな飲み方が楽しめます。
ジンそのものの風味を味わうオン・ザ・ロックや、トニックウォーターを混ぜたジントニック、ジンジャーエールとレモンジュースを加えたジンバックなどなど。
我が家はもっぱらジンソーダですけどね。
ジンソーダはジンの風味が引き立ちますし、カロリーも控えめで体に優しいです。
杜の香
先日、キリンから新商品が発売されたとのことで購入してみました。
8/27発売 キリン プレミアムジンソーダ “杜の香”(もりのか)
森→杜なのですね〜
森林のグリーンカラーとソーダの爽やかさをイメージしたパッケージになっています。
蓋をプシュッと開けると柑橘系の香りがやってきました。その後にジン特有のウッディな香りが。
息を吸う時のスーン。「スー」で柑橘系、「ーン」でウッディ、です!
グラスに注いでみます。
色は無色透明で澄んでいますね。
一口飲むと、柑橘系サワーのような軽さが喉を通ります。鼻から抜ける時にジンの風味を感じ、とてもライトな飲み心地でサッパリしています。
私、この感じは初めてです。軽いっ
パッケージをよく見ると‘JUNIPER BERRY 100% ジン使用’とあります。
なるほど〜。キリンさん、とてもシンプルなジンソーダを作られたのですね。
使用するボタニカル原料によって、とても個性的な味になるジン。こちらはジュニパーベリーのみを使用して作られているので、複雑な感じがしません。むしろ、ジュニパーベリーしか使われていないことに驚きです。
シンプルでクセのない優しい味。
野菜やシーフード、ポークなど、どんな料理にも合いそうです!
この‘杜の香’、個人的な感想ですが、いつもの酎ハイではなくちょっと気分を変えたい時や、ガツンと濃いジンがやってくるのが苦手な方に飲みやすいジンソーダなのではないかなと思いました。
翠
こちらはジュニパーベリーを含む8種類のボタニカル原料に加えて、柚子・緑茶・生姜の3つの素材を使用して作られている為、少々キレがありスピリッツ感のある味わいです。
翠と杜の香をそれぞれグラスに入れてみました。
左が翠、右が杜の香(※炭酸泡の多寡は注いだ時間差によるもの)
はい、同じ透明度。見た目には全く分かりませんね。
でも、味は全く違います。
そもそも使用しているボタニカルの種類が違うのですから。
同じお酒でこんなにも違うなんて、なんて自由度が高いのでしょう。多様性を感じますね!
飲み比べも面白いものですね〜
好みもあるでしょうし、気分もあるでしょう。
その時々に応じて飲み分けてみてはいかがでしょうか。
香の森
因みに、クラフトジンはもっと個性的な味わいです。クセスゴです。
現在の推しは養命酒製造から発売されている‘香の森’。いつの間にこんなに減ったのでしょうか…
2019.3発売 養命酒製造 クラフトジン ‘香の森’(かのもり)
こちらはなんと19種類ものボタニカルを使用しています。
日本に分布するクロモジ(クスノキ科の香木)がボタニカルのメインに使われており、このクロモジの葉や枝から抽出される香味が、とんでもなく森林を感じる味わいになっています。
クロモジの香りには鎮静効果がありリラックスやストレス解消に役立つとされています
香の森を初めて飲んだ時の衝撃はずっと記憶しています。
口に含んだ瞬間、脳内が森になるのです。
私がイメージしたのは、「太陽の光が差し込んだ朝露の残る深い緑の森」でした。想像してみてちょ。
深みのある味わいですが、爽やかさもあって余韻を楽しめます。
クセがあると言えばそうかもしれませんが…とても香り高い上品なお酒だと思います。
それに、養命酒製造と聞くだけで体に良さそうだと思いませんか?
ご興味のある方は是非!
お酒は適量を守って飲みましょうね。